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スペイン巡礼〜人はなぜ歩くのか〜 3つのケーススタディーから考えるその理由

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こんにちは、Takaです。

以前の記事で「スペイン巡礼とは何か?」について書き綴りました。そのため、今回はそのスペイン巡礼をする理由をムチャーチョが巡礼中に出会った人たちを元に考えたいと思います。

 以前の記事を読んでない方は、読んでみてください↓

tokai-futbolsala318.hatenablog.com

 目次:

ケーススタディー1 〜韓国人のハーくんの場合〜

ハーくんとは、このアルベルゲ(宿)でパンを食べているところ、ムチャーチョから話しかけたのがきっかけでスペイン巡礼に参加した理由を聞くことができました。

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ハーくんのプロフィール

  • 21歳
  • 元コック
  • フランス人の道を巡礼
  • 徴兵制を終え、スペイン巡礼に参加

 徴兵制に疲れて、自分の人生について考えたかった

ハーくんは、19歳で徴兵制により軍隊に入隊し、約2年間コックとして任務を全うしてきたと言います。

そのハーくんがスペイン巡礼に参加した理由は、「自分の人生について深く考えたかった」からでした。

ムチャーチョが出会った韓国人は、「できることなら徴兵制で軍に入隊はしたくなかった」という人が大半を占めていました。その背景には、家族や恋人との別れや制限された生活などがあるそうです。

ハーくんもまたそんな思いを持つ一人でした。兵役中は、スケジュールが決められており自分や将来について考える時間はなかったと言います。

娯楽を楽しむことを禁止され、収容所に隔離される。決められた時間に起き、決められた時間に朝食を食べ、決められた時間に任務を果たす。そして、決められた時間に就寝する。

そんな生活をしていると完全に洗脳された気分になってくるんだとか。

閉じ込められた空間から一気に自分を解放し、再度自分の頭で物事を判断するためにスペイン巡礼を選んだのだと思います。そして、彼にとっては一人で800kmもの距離を歩くことが兵役中の生活に比べ、とてつもなく魅力あるものに見えたんじゃないでしょうか。

ケーススタディー2 〜エルナンデス家族の場合〜

エルナンデス家族とは、このトラバデロというサービスエリアに着く前の山道で話しかけられスペイン巡礼に来た理由を聞くことができました。

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エルナンデス家族のプロフィール

  • 三人家族、スペイン人
  • 夫婦で息子一人を連れスペイン巡礼に参加
  • 家族三人で約120kmを巡礼
  • 息子はアメリカの大学を卒業したばかり 

 家族での時間を取り戻したかった

一人息子のハビエルくんがアメリカの大学を卒業したのを機に家族でスペイン巡礼を決めたエルナンデス家族。

そんなハビエルくんは、19歳の時にアメリカの大学に進学したそうです。

それから家族とは年に2度しか会うことができませんでしたが、海外の大学へと進学させてくれた家族を思いながら勉学に励みました。無事インターンを終え、大学を卒業した後、スペインに帰国することを決意します。そこで、ハビエルくんのお父さんが今まで息子と過ごせなかった時間を取り戻そうと思い、家族でできるアクティビティとして選んだのが「スペイン巡礼」でした。

スペインの人たちは本当に家族を大事にします。特に、自分の子供には愛情をめいっぱい注ぎ育てるそうです。また、家族団欒の時間を必ず作り、毎日談笑をすると言われています。息子のハビエルくんも両親に大事に育てられているんだなと短時間でわかるほど自慢の息子と言った感じでした。

そんなエルナンデス家族と話しているとこっちまで幸せにしてくれるような雰囲気がありました。スペイン巡礼を利用して、再度家族の絆を深めることが出来たんじゃないかなと思いました。

ケーススタディー3 〜日本人のムチャーチョの場合〜

3つ目のケーススタディーは、私、ムチャーチョです。笑

写真はスタート地点のアストルガにある教会。

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ムチャーチョのプロフィール

  • 22歳(当時)
  • 一人で約250kmを巡礼
  • 語学学校終了後、巡礼に参加

 長期語学留学を振り返るために

 約半年間、語学学校に通う生活を送っていました。平日は語学学校に通い、友人とバルに行き、自宅で予習・復習をして、また学校に行く。こんな生活を半年もしているとマンネリ化してきて留学当初に掲げた目標への焦りが消えていくのがわかりました。そこで、違う都市に移動する前に一旦全てをリセットすべくスペイン巡礼に参加したんです。

実際に250kmを完歩してみて、日に日に自分の中のいらないものがクリアになっていく感覚があったのを覚えています。最初は、自分の中のモヤモヤした感覚や焦りが蘇ってきてはまたなくなりを繰り返していました。ですが、ゴールに近づくにつれ、そういったネガティブな感情は無くなっていき、250kmを歩ききった際は晴れ晴れとした気持ちでした。おそらく、それは12日間の巡礼の中で「歩く」ことだけに真剣になれた結果だと思います。そして、一人の人間として、巡礼を通して成長し、本当に必要最低限のものだけを自分の身にまとい、己の身一つで目標を達成できる強さに気づくことができました。

現代人は常に何かに縛られて、精神を消耗していると感じました。例えば、SNSや社会での生きづらさがそれです。だけど、人間には元から生き抜く力が備わっていて、何かに縛られるような状況にいなくても自分自身を労い、励まし、安心させて生きていけるんだと思います。そして、己の身一つで困難を乗り越える強さを誰もが持っているんじゃないでしょうか。これは、毎日インターネットやテレビ、SNSを利用している生活から抜け出さなければ気づくことができない大切なことだとムチャーチョは思います。

最後に

3つのケーススタディーから伝えたいことは、何かの節目には、一度立ち止まって考える必要があるということ。そして、「人は一度立ち止まり考える機会をスペイン巡礼に求めるということです。 

 

忙しい日々で納得出来ないことを消化できずにいると、積もり積もってそれが毒として出てくる。また、上司や先輩、同僚から言われた陰口、他人からの批判もつもり積もって毒として出てくる。それは、うつ病としてかもしれないし、人間関係の歪みとしてかもしれない。だからこそ、人は1度立ち止まって考える。自分に集中する。すると、長い800kmの旅路が終わった頃には積もり積もったものが全てクリアになってる。そのきっかけを与えてくれるのがスペイン巡礼なんじゃないかなと思う。

これって何かに似てると思ったら、スポーツをやってて怪我から復帰した直後、よく分からないけど、そのスポーツが上手くなってることに気づくことと凄くよく似てるなと。数年前、ムチャーチョはフットサルを競技でプレーしていたんですが、怪我をしたことがあります。大きな怪我ではなかったので3週間程で復帰したんだけど、何か視界が開けたように自身のプレーが向上したのを覚えてます。練習を休んでた間は、プロ選手のプレーを見て勉強しながら筋トレをただしてたのにもかかわらず。
当時、なんでだろうって考えたら1度立ち止まって自分のプレーを見直せたからプレーが向上したんだと思う。これって自身の人生を向上させることにも繋がるんじゃないのかな。

1人で歩きながら自分のことを考える。本当の意味で1人になっていると思考が洗練されていく感覚が持ててくる。すると、自分の中で溜まったものが納得いってスッと府におちて、以来なかから出なくなってくる。

中には、ホリエモンのように働きながら考えたり、堪えず動きながら考えることが出来る人がいるかもしれない。だけど、ムチャーチョのような凡人からしてみたらそんなこと出来なくて、1度立ち止まって、息をついてからまた歩き出せばいいんじゃないのかな。スペイン巡礼のように一歩ずつ一歩ずつ。

 

まとめ

この記事書いてて、完全にポエムやん、ムチャーチョポエマーやんってツッコミいれてました。笑 

とにかく、何かに悩んでいたり、新しいことを始める前の節目にしたいって時は、スペイン巡礼やってみて下さい。もしくは、四国八十八ケ所を巡る四国巡礼でもいいと思います。
新しい自分には会えないけど、元々の自分、要らないものを全て取っ払った自分に一時なれると思います。
巡礼おすすめします!

 

おわり

Muchacho