以前、「フットサルの服装と格好【初心者編】」と「おしゃれなフットサルの服装を男女別に紹介【春夏秋冬】」の記事を書きました。
上記2つの記事は、フットサル初心者に向けて、「フットサルの服装はどんな格好をすればいいの?」といった疑問に答える形で記事を書きました。
しかし、記事内では肝心の「フットサルシューズ」については書き述べていません。
この記事では、フットサルをプレーする上で必要不可欠な「フットサルシューズ」こと「サルシュー」について深く掘り下げていきたいと思います。
初心者の方にできるだけわかりやすく記事を書きたいので、おすすめのフットサルシューズを紹介した後、フットサルの選び方やサルシューの種類、オススメのブランドなども紹介していきます。
フットサルシューズでお悩みの方、必見の内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
おすすめのフットサルシューズを11足紹介
まずは、おすすめのフットサルシューズを独断と偏見でブランド別に紹介していきたいと思います。また、各々のブランドには補足説明として、そのブランドの特徴も記載しました。
※激安な品物やただ安いだけのシューズは除外しています。評価が高く、人気なシューズ、実際に私が履いたシューズを中心に記載しました。
アシックス
一番最初に紹介するのは、日本が世界に誇るスポーツメーカーの「アシックス」です。
アシックスは、フットサルシューズを販売しています。
アシックスのすべての靴に共通するのが、素足感覚です。
いわゆるシューズを履いていないような感覚、という意味なんですが、これはボール競技をやる上で非常に重要になってきます。
試合のレベルが上がってくると、1cmの誤差で試合を決定づけるシーンがあります。
その時、素足感覚でのプレーは正確にキックをボールに伝えることが可能になり、誤差を修正できる要因になりえます。
また、もう一つの特徴として、日本人のベタ足にあったシューズ作りが挙げられます。
これは、欧米諸国の人たちと比べると足幅が広いという意味です。
そのため、幅が広いシューズが多いのも特徴です。
以下、おすすめのシューズを値段と一緒に記載しました。
CALCETTO FS 2 TST326 値段:3,798〜5,800円
- フットサル初心者〜中級者におすすめ
- 安価で軽いのが特徴
- カラーはホワイトとイエローの二色
このカルチェットはフットサル初心者におすすめできるサルシューになります。
価格も安価ですし、軽いので抵抗なく履くことができます。
ただ、一点だけ注意点があるので以下、アマゾンのレビューを参照にしました。
テキストグリップ力がよく、重くなくてとても動きやすいです。デザインもかっこいいですし、値段もそこまで高くない方です。
ただ、ほかの方も言っておられる通り小さく感じます。普段履いているサイズに対して横幅がなくてキツキツです。+1.0〜1.5cmくらいがベストだと思います。
TOQUE 2 値段:6,380円
- フットサル初心者〜中級者におすすめ
- 安価でカラフルなのが特徴
- 耐久性がないのがデメリット
トッキシリーズの中の一足になります。
このシューズも初心者の方におすすめできるシューズです。
カラフルなデザインが特徴的で、かつ安価で手が出しやすい商品だと思います。
ただ、耐久性がないのがデメリットとしてあげられます。
趣味でフットサルを月数回プレーしたいよって方は購入を検討されてもいいと思います。
CALCETTO FS 3 LE TST330 値段:8,325円
- フットサル中級者以上におすすめ
- 足幅は広い
- カラーはブラックとホワイト
こちらもアシックス好きなら誰もが知っているカルチェットシリーズのトップモデルになります。
デスタッキよりも多少足幅が広く、日本人の足型にあった仕様になっているのが特徴です。このトップモデルのカルチェットもカンガルー革を使用しており、素足感覚を体験できるおすすめのシューズになっています。
フットサル初心者には、以下のカルチェットをおすすめします。
DESTAQUE 6 K デスタッキ TST215 値段:10,799円
- フットサル中級者以上におすすめ
- 足幅は普通、人によっては土踏まずが気になるかも
- フィット感が最強
フットサル好きなら知っている方も多いと思います。
アシックスのデスタッキになります。このデスタッキはシリーズ化されていて他にも種類があるんですが、個人的にこのデスタッキが最強だと思います。
特徴は何と言ってもカンガルー革を使った天然皮革のアッパー(本体)です。
その甲斐あってか本当に薄く、軽く作られており、シューズを履いていないような感覚にしてくれるサルシューです。
ミズノ(MIZUNO)
次に紹介するメーカーは、「ミズノ」です。
ミズノもアシックス同様、世界に誇る日本のメーカーの一つです。
フットサルシューズの特徴としてあげられるのは以下の点になります。
- 素足感覚
- 日本人の足にあったシューズ
ミズノもアシックス同様、日本人のためのスポーツ用品を研究・開発されています。
MORELIA IN 値段:9,770円
- フットサル中級者以上におすすめ
- シンプルなデザイン
- サイズ感、フィット感に優れたサルシュー
- カラーは、ホワイト、ブラック
ミズノ好きでは知らない人がいないほど有名なサルシューが「モレリア(MORELIA)」シリーズです。
私もこのシューズを一度購入し、履きつぶすまで使用したことがあります。
カンガルー革を使用しており、とにかく軽く、足型も日本人のために作られた最高の一足です。
アシックスのデスタッキよりも足幅は広めでとにかく履きやすいのが特徴です。
ただ、一点だけ注文をするのであれば、つま先部分を硬い素材で補強して欲しいです。
というのも、トーキックをする際、つま先部分がかなり薄いせいで足を痛めることがありました。そのため、つま先部分を補強した製品が出ていればモレリア一択でもいいくらいの最高の一足だと思います。
LANCAMENTO SL4 値段:3,980〜6,696円
- フットサル初心者〜中級者におすすめ
- シンプルなデザイン
初心者の方が何を購入するか迷ったらこのシューズかカルチェットをおすすめするほど万人に合うサルシューだと思います。
ただ、ワイド使用になっていますが、幅が思ったほど広くなく、ミズノにしては狭いかな?と感じるシューズになっています。
しっかりとショップでサイズ感、フィット感を確認することでその問題は解消できるので、ぜひ試着してみてください。
BASARA 103 SALA 値段:5,940〜7,786円
- フットサル初心者〜中級者におすすめ
- フィット感、サイズ感が抜群
- 甲が低めに作られている
- カラーはブルーとピンク
こちらもLANCAMENTO同様、初心者におすすめできるサルシューの「バサラ」です。
特徴は、フィット感、サイズ感が抜群だと言えます。
ただ、甲が少し低めに作られているため、しっかりと試着して確かめてみてください。
甲さえ合えば、かなり使いやすいサルシューの一つなのでぜひ、試し履きしてみてください。
ペナルティ(PENALTY)
ブラジル、サンパウロで誕生したサッカー、フットサルメーカーが「ペナルティ」です。
このペナルティというメーカーは、とてもカラフルなデザインを特徴としていて、フットサルシューズもその例に漏れずデザインが面白いものがとても多いです。
また、幅が狭いフットサルシューズが多く、ナイキなどの系統に似ていると思います。
ココリーニャ CNFY 値段:7,603円
- フットサル初級者〜中級者におすすめ
- カラフルなデザインが特徴的
- 幅が狭く、俊敏性を活かしたい人にオススメ
- 最初は結構硬めのシューズ(シリーズ共通)
ペナルティといえば、「ココリーニャ」シリーズです。
このココリーニャシリーズは、本当に様々な色のサルシューが販売されており、見ていてもおもしろシリーズになります。
主な特徴は、軽さと幅が狭いことです。
スピードを活かしたプレーをされる方は、ぜひこのココリーニャシリーズを試着してみてください。
私も愛用中の一足になります。
デスポルチ(DESPORTE)
デスポルチ(DESPORTE)とは、2003年に誕生した日本のサッカー、フットサルブランドです。
このブランドの特徴は、以下になります。
- 足全体を包む仕様になっていること
- とにかく薄く作られていること
- 硬めのシューズ
- ベタ足で幅広く作られている
以前、試着した時に感じたのは以上の4点です。
残念ながら私は練習や試合でまだデスポルチのシューズを履いたことがないので、細かいことはわかりませんが、ブーツを履いているように足を守ってくれる感覚がありました。
というのも、足全体を包み込むような仕様になっているんです。しかし、全体的に薄く作られているので、かなり軽かった印象があります。
また、使い込めば柔らかくなりますが、最初はペナルティ同様、硬めのフットサルシューズだと思います。
そして、日本人の典型的なベタ足や幅広に対応したサルシューでした。
カンピーナスJP3 DS-930KGR 値段:6,490〜8,295円
- フットサル中級者以上にオススメ
- 足を包み込む仕様
- とにかく薄いが、最初は硬い
- ベタ足の人にオススメ
デスポルチで一番有名なシューズが「カンピーナス」シリーズです。
特徴はすでに述べたとおりになります。
個人的には、若干硬め、かつ足を覆われている感覚が好きではないですが、それでも試合などではよく見かけるシューズの一つです。
色もグリーンなどの特徴的なものが多く、一目見るだけでカンピーナスだとわかるようなサルシューだといえます。
また、他のシリーズでは下記の「サンルイス」も人気です。
フットサルシューズの種類は大きく分けて4種類
ここからは、フットサル初心者の方に向けてフットサルシューズについて深く掘り下げていきたいと思います。
フットサルシューズは以下の4種類に分けることができます。
- 外用のシューズ(人工芝)
- 中用のシューズ(体育館、室内、インドア)
- 人口皮革のシューズ
- 天然皮革シューズ
上記2つは、「人工芝用」か「室内用」かの違いになります。
人工芝用(屋外)と室内用のフットサルシューズの違い
この2つには明確な違いがあります。
それは、「靴底」です。
人工芝用のサルシューは、靴底がボコボコとした出っ張りがあるシューズを履く必要があります。
室内用は、靴底が飴色か白色でボコボコとした出っ張りがないシューズを履く必要があります。
文章ではわかりづらいので、写真を下記に添付しました。
ご覧ください。
人工芝用の靴底がボコボコしたフットサルシューズ↓
出典:AMAZON
室内用の靴底がボコボコとしていない飴色か白色のフットサルシューズ↓
出典:AMAZON
1枚目(飴色の靴底)が人工芝用のサルシューになります。
そして、2枚目(こちらも飴色の靴底)が室内用のサルシューになります。
ご覧いただければわかるとおり、ボツボツがついているシューズとついていないシューズになります。
そのため、もし購入の際に迷った場合は、ボツボツありが人工芝用、ボツボツなしが室内用、と覚えておけば間違いありません。
しかし、一つ注意点があります。
それは、ボツボツありでも飴色のシューズが上記のようにあるからです。
この場合も簡単で、ボツボツがついている場合は、飴色でも人工芝用のシューズになることを忘れないでください。
補足情報
補足情報として、人工芝用のシューズがボツボツしている理由ですが、これは滑らないためにあります。
雨の日でも人工芝ではプレーしますよね?
そのため、グリップを効かせるために凹凸を作り、滑り予防をしています。
室内用(インドア)のシューズが飴色か白で決められていることについてですが、これは体育館の床に色がつかないよう配慮してのことです。
フットサルでは、ダッシュを繰り返すことで床とシューズの間に強い摩擦が生じます。
そのため、色付きのサルシューを使うと床にその色がついているため通常、飴色と白以外のシューズは禁止されています。
人口皮革のシューズと天然皮革のシューズの違い
次にフットサルシューズに使われている素材についての違いです。
以下、素材の違いの説明になります。
- 人口皮革とは、合成繊維を立体的に組み合わせて作った布にポリウレタン樹脂などを染みこませて作られた人工素材になります。
- 天然皮革とは、天然のカンガルー革や牛革を加工して作られた天然素材になります。
フットサルシューズやサッカーのスパイクなどは、このように人口素材か天然素材で作られています。
各素材には、メリット、デメリットがあるので下記にまとめました。
ご覧ください。
人口皮革フットサルシューズのメリット、デメリット
人口皮革のメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 価格が安価
- 手入れが楽
- 耐久性、耐水性に優れている
一方で以下のようなデメリットも挙げられます。
- 通気性や吸水性がなく、蒸れやすい
- フィット感に欠ける(半年間ほど使い込めば問題ない)
このようなメリット、デメリットが存在します。
天然皮革フットサルシューズのメリット、デメリット
天然皮革のメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 薄くて、人口皮革よりも軽い
- フィット感が抜群
一方、デメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 高価(8,000円以上)
- 雨に弱く、摩耗に弱い
人口皮革と天然皮革のまとめ
以上のように各々のメリット、デメリットを述べました。
結局のところフットサル初心者におすすめしたい素材は、人口皮革のシューズです。
なぜなら、手入れが必要なく、安価で扱いが楽だからです。
チームに所属して毎週フットサルをプレイしない限りは、そこまで高価なシューズを買う必要はないですし、天然皮革を買ってしまうと雨の中プレーできなくなってしまうのでその点も含めて、私は人口皮革のフットサルシューズをおすすめします。
サルシューを選ぶ上での注意点、サイズ感や足にあったサイズについて
ここからは、サルシューを選ぶ上で注意していただきたいサイズ感や足にあったサイズなどについて述べていきます。
どんな靴を選ぶにしても、よく「足にあった靴を履きましょう」と聞きます。
しかし、その言葉を聞いてもフットサル初心者の方はパッとしないと思います。
そこで、私なりの見解を含めて足にあったフットサルシューズとは?を解説していきたいと思います。
と、その前に以下の前提条件を押さえて、フットサルシューズお選びください。
〜前提条件〜
- ソックスを必ず履いてシューズ選ぶをすること
- 両足共フットサルシューズを履いて数分間歩くこと
- 靴ヒモを緩めた状態で試し履きする
ソックスは、足を運んだスポーツショップで必ず貸し出しをしているので問題ないでしょう。ソックスを履かないと、かかとや足幅、つま先の隙間や感覚を調べることができないため、必ずソックスを履いてからにしましょう。
そして、必ず靴ヒモを緩めた状態で試し履きをしてください。
緩めた状態から履き、靴ヒモを結んでいくことで正確に足のフィット感を調べることができますし、靴ヒモでもフィット感を調整できることがわかると思います。
また、ただサルシューを履くだけでなく、履いたらそのサルシューを履いて数分間は歩きましょう。素振りをしてみたり、歩くことでそのシューズが足にあっているかより鮮明にわかります。
それでは、以下から細かい項目に分けての説明になります。
かかと
まず、かかとと靴のサイズについて述べていきます。
感覚としては、サルシューを履いた時に「指が一本も入らない」ようにしましょう。
そうすることで靴擦れの予防になります。
そして、
- かかとのサイズ感があっていたら一度立ってみましょう。
つま先
立った後、つま先の加減を確認します。
つま先のフィット感は、きつすぎず、緩すぎない感覚がちょうどいいです。
もしこの感覚がわからない場合、つま先の先端部分を親御さんか自分で押してみましょう。
その時、その先端部分を押して靴の底に指が着くことがある場合は、あなたにとってそのシューズは大きいです。
必ず立って確認することでかかととつま先の感覚を正確につかむことができます。
足幅
立った時にもう一つ確認してもらいたい点があります。
それは、足幅です。
座った時と立った時では、足の広がり方が異なるため立って足幅を確認してください。
この時のチェックポイントは、こちらは多少きついと感じるフィット感がいいでしょう。
フットサルは、切り替えの激しいスポーツです。そのため、方向転換をするプレーが非常に多く、足幅のゆとりがある靴を履いてしまうと靴擦れを起こす原因になってしまうからです。
また、足の甲についてですが、これもつま先と同様、きつずぎず、緩すぎないシューズを履くことをおすすめします。
これらのチェックが終わったら歩いて感覚を確かめましょう。
注意点のまとめ
- かかとは指が入らないようにする
- つま先はきつすぎず、緩すぎずで指を押しても靴底につかないようにする
- 足幅は多少きつい感覚のものにする
- 足の甲はきつすぎず、緩すぎないものにする
以上の点を守ってフットサルシューズを選んでいただければ間違いはないでしょう。
一点だけ注意して欲しいのは、子供にシューズを買ってあげる時です。
その時は、スポーツショップの店員さんにしっかり聞いて確認するようにしてください。また、子供の足はとても早く成長するので数ヶ月にシューズを変えることも重要です。
まとめとシューズ選びを選ぶ際の注意点
ここまで読んでくださりありがとうございます。
サッカー、フットサルの20年の経験からシューズの選び方や注意点、おすすめのフットサルシューズを書き綴ってきました。
長年の経験からシューズ選びは本当に大切であると自負しています。
怪我の予防やパフォーマンスの向上などあらゆるプレーの原点となる道具なので、よく吟味してフットサルシューズを選んでください。
そして、フットサルシューズを購入する際は、必ず店舗に足を運んで購入することをおすすめします。