PR ノマド

【体験記】成功大学の中国語コースに5週間通った感想|A0クラスで基礎から学び直した記録

30代から本気で中国語を学び直すなら、どこで何を学ぶべきか。これは社会人留学を考える人にとって、答えが出にくい問いの一つです。

2024年7月22日〜8月23日の5週間、私は台湾・国立成功大学(國立成功大學)の中国語コース(2024 Summer Short-Term Session II)に通いました。最初はレベルの高いA3クラスからスタートしましたが、授業についていけず、最初の1週間でA0クラス(入門レベルの初級クラス)に変更。最終的に4人の少人数クラスで、ピンインから自己紹介まで基礎を一から学び直しました。

本記事では、その5週間の授業内容・クラスの雰囲気・宿題のボリューム・学習成果まで、体験ベースで詳しくまとめます。

なお、台南滞在の全体像は親記事「【56泊57日】台湾・台南で中国語留学しながらノマドワーク|成功大学・費用・生活環境の記録」、領収書ベースの費用は「【領収書公開】台湾・台南で2ヶ月語学留学した費用は¥293,192|成功大学・Airbnb・Uber内訳」でまとめています。

この記事でわかること

  • 成功大学の中国語コース(A0/Beginners 1)の授業内容と1日の流れ
  • 申込時のクラス分けテストとクラス変更制度のリアル
  • 5週間で習得できた中国語のレベル感(基礎単語約300語)

スポンサーリンク

結論|A0クラスで基礎から学び直し、5週間で基礎中国語約300語を習得できた

先に結論からまとめます。私の場合、A3クラスから始めてA0クラスに変更し、5週間で以下のレベルまで到達しました。

  • 基礎単語約300語を習得
  • ピンインの読み方・四声・基本文法を一通りカバー
  • 簡単な自己紹介・数字の読み方・レストランでの注文ができるレベル
  • 修了テストに合格し、成功大学CLCから修了証明書を受け取れた
  • 修了後、追加で学習を続けてTOCFL A1にも合格(詳しい対策は別記事でまとめる予定)

正直な話、宿題はかなり多く、毎日きっちり時間を取らないとついていけません。ただ、本気で中国語を学びたい人にとっては、5週間で確実に基礎が身につく濃密なコースだと感じました。

スポンサーリンク
airalo

スポンサーリンク
airalo

受講したコースの基本情報

私が受講したのは、成功大学の中国語センター(CLC)が運営する夏季短期コースです。コースの基本情報をまとめると以下の通りです。

コース名 2024 Summer Short-Term Session II
期間 2024年7月22日(月)〜8月23日(金)の5週間
授業時間 9:10〜12:00(月〜金、50分授業×3コマ+休憩)
クラス Small Group Class for Beginners 1(A0)
学費 合計NT$17,200(出願料NT$1,000+夏季班学費NT$16,200、約¥81,000)
使用テキスト 當代中文課程 1-1(A Course in Contemporary Chinese 1-1, 2nd edition)
ワークブック 當代中文作業本 1-1(Student Workbook, 2nd edition)
学習範囲 B1L0〜B1L4(教科書の第0〜第4課)
学習管理 Moodle(オンライン学習プラットフォーム)

授業時間は9:10〜12:00で、50分授業×3コマと休憩が組み合わさる構成です。午前のみのコースを選んだため、午後は記事執筆などの仕事時間に充てられました(詳しくはノマドワーク記事を参照)。

申込時のクラス分け|オンラインテストと自己申告で決定

成功大学の中国語コースは、申込時にオンラインのクラス分けテストを受ける形式でした。テスト内容は記憶があいまいですが、選択式の問題が中心で、難易度は比較的やさしかったように思います。

日本人にとっては、繁体字を見れば意味がなんとなく推測できる問題も多く、実際の中国語会話力以上のスコアが出やすい場合があると感じました。テスト結果と自己申告レベルに基づいて、A0からA10程度までのクラスに振り分けられます。A0が入門レベルの完全初級、数字が大きくなるほど上級になる仕組みです。

私の場合、このテストで「ある程度できそう」と判断され、A3レベルでのスタートになりました。しかし、実際の授業を受けてみると、自分の実力(特に発音や会話)はA3についていけるレベルではありませんでした。

日本人へのアドバイス

漢字の素養がある日本人は、リーディング系のクラス分けテストで実力以上のスコアが出やすい場合があると感じました。テスト結果よりも、自分の発音・会話レベルを基準にクラスを選ぶ方が、実態に合いやすいと思います。

A3クラスからA0クラスへの変更|最初の1週間は変更可能

正直に書くと、私は当初A3クラスに入りましたが、授業のスピードと内容についていけませんでした。中国語の発音もろくにできない状態で、文法や会話の練習についていくのは難しいレベル感でした。

幸い、成功大学のCLCには最初の1週間以内であればクラスレベルを変更できる制度があります。CLCオフィスまたはオンラインフォームで申請することで、自分に合うレベルに変更可能です。

私は1週目の途中で「これは続かない」と判断し、A0クラスへの変更を申請しました。結果的に、ピンインから一からやり直すA0でスタートしたことで、5週間を通して着実に学習を進められました。

これから受講する方へ

申込時の自己申告レベルに迷ったら、少し下のクラスから始める方が安全です。下から始めて余裕があれば上に変更するより、上から始めてついていけずに途中で変更する方が、メンタル的にも学習リズム的にも負担が大きいと感じました。

A0クラスの授業内容|4人の少人数制で発音・文法・会話を網羅

A0クラスは、4人の少人数クラスでした。日本人2名、イギリス人、スペイン人という構成です。年齢層は10代後半〜20代が中心で、30代前半の私は比較的年上の立場でした。ただ、授業中は年齢差よりも中国語レベルの方が重要で、A0では全員が基礎から学ぶ雰囲気でした。

1日の授業の流れ|50分×3コマ+休憩

授業は9:10〜12:00の約3時間で、50分授業×3コマ+休憩が3回入る構成です。集中力を保ちやすい区切り方で、長時間でも疲れすぎない設計になっていました。

授業の言語|最初は英語混じり、徐々に中国語中心へ

A0クラスの最初の数日は、教師が英語で文法や発音のルールを説明してくれました。完全初級者にとってはこれが大きな安心材料です。

授業が進むにつれて、徐々に中国語での説明が増えていきます。それでも、わからないところは英語で質問できる柔軟さがあり、置いていかれる感覚はありませんでした。

少人数クラスのメリット|発言機会が多い

4人クラスの大きなメリットは、教師の目が行き届くことと、発言機会が多いことです。1回の授業で何度も中国語で発音する機会があり、間違えた時もすぐに教師が直してくれます。大人数クラスだと「今日は一度も発言しなかった」ということが起こりがちですが、4人クラスではそれがありません。

学習内容|発音・声調・文法・会話をまんべんなく

A0クラスでは、以下の内容をまんべんなく学習しました。

  • ピンイン:中国語の発音をローマ字表記する仕組み
  • 四声(声調):第1声〜第4声と軽声の発音練習
  • 基本文法:「我是日本人(私は日本人です)」など基礎構文
  • 簡単な会話:自己紹介、買い物、レストランでの注文など

テキスト「當代中文課程 1-1」に沿って進むため、予習・復習がしやすい構成でした。ワークブックもセットで使い、授業で学んだ内容を反復練習する流れです。

宿題・課題のリアル|「本気で学びたい人向け」の量

正直に書くと、宿題の量はかなり多いです。毎日出ますし、内容も発音・書き取り・文法問題・会話練習など多岐にわたります。

提出方法|Moodleと手書きの両方

宿題の提出方法は2種類ありました。

  • Moodle提出:オンラインで音声を録音して提出する課題、文法問題の選択肢回答など
  • 手書き提出:ワークブックの問題、漢字の書き取りなど

Moodleはお知らせ・教材ダウンロード・宿題提出・出欠管理が一括で行えるオンラインプラットフォームで、コース運営の中心になっています。

1分間プレゼン課題|みんなの前で中国語スピーチ

印象的だった課題の一つが、クラスメイトの前で1分間中国語でプレゼンテーションする課題です。テーマは「自己紹介」や「自分の好きなもの」など、A0レベルでも取り組める内容でしたが、少人数クラスでも人前で中国語を話すのは緊張しました。

ただ、こうした実践的な課題があったおかげで、暗記した中国語を実際に「話す」スキルに変換できたと感じています。

覚悟の必要量|観光気分だと厳しい

5週間という短い期間で基礎を一通り学ぶため、宿題のボリュームは決して軽くありません。観光気分で「ついでに中国語も少し学ぼう」というスタンスだと、おそらく途中でついていけなくなります。

逆に言うと、「短期間で本気で基礎を固めたい」という人には、これ以上ない濃密なカリキュラムです。

学校イベント|全クラス対抗の発音当てゲーム

コース期間中、CLC全体の合同イベントとして、全クラス対抗の発音当てゲームが開催されました。総勢200名ほどの学生が参加する大規模イベントです。

ルールはシンプルで、代表者がマイクで中国語の単語を発音し、他のチームがそのピンインを当てるというもの。聞き取り力と発音識別力が試されます。

恥ずかしながら、私は一問も正解できませんでした。大人数の参加者の前で何度もマイクを持ち、何度も外す経験はかなり恥ずかしかったですが、今振り返ると、自分の発音識別力やピンイン理解がどれくらい弱かったのかを実感できる良い経験でした。

こうした学校イベントは、他のクラスの学生と交流できる場でもあり、学習面だけでなく留学生活全体の思い出としても印象に残っています。

コース最終日の修了テスト|質問7〜8問・リスニング・リーディング

5週間のコース最終日には、修了テストが実施されました。テスト内容は以下の3つで構成されていました。

  • 口頭での質問7〜8問:簡単な自己紹介や日常会話レベルの質問に中国語で答える
  • リスニングテスト:音声を聞いて理解度を測る
  • リーディングテスト:簡単な中国語文を読んで意味を答える

A0クラスで5週間学んだ内容(B1L0〜B1L4の範囲)をベースにした問題で、コースの学習をきちんとこなしていれば対応できる難易度でした。

私はこの修了テストに合格し、成功大学CLCから修了証明書を受け取れました。30代になってから新しい言語を一から学び直し、形として認められる証明書を手にできた経験は、社会人として大きな自信につながりました。

5週間で習得できた中国語のレベル

5週間のA0コースを修了して、習得できた中国語のレベルは以下の通りです。

基礎単語約300語を習得

テキスト「當代中文課程 1-1」のB1L0〜B1L4の範囲で、基礎単語を約300語習得できました。日常会話の入り口に必要な単語量です。

実用面|できるようになったこと

  • 簡単な自己紹介(名前・国籍・職業)
  • 数字の読み方(金額や時間の表現)
  • レストランやカフェでの注文
  • 買い物時の値段確認・支払い
  • 道を尋ねる・タクシーで行き先を伝える

「ペラペラ話せる」というレベルではありませんが、台湾国内で日常生活を送るのに最低限必要な中国語は使えるようになりました。

修了後にTOCFL A1にも合格

コース修了後、追加で学習を続けてTOCFL A1にも合格できました。TOCFL A1の必要単語数は約500語が目安なので、A0コースの300語+自学で200語を追加することで到達したイメージです。

TOCFL対策の詳細は別記事でまとめる予定です。本記事では、5週間のコースが「TOCFL A1合格レベルまでの土台になった」という点だけお伝えしておきます。

成功大学の中国語コースに向いている人・向かない人

向いている人

  • 中国語を本気で学びたい(毎日宿題をこなす覚悟がある)
  • 少人数クラスで集中して学びたい
  • 30代以降でも初級から学び直したい
  • 5週間〜数ヶ月の中期で基礎を固めたい
  • ピンインから一通り体系的に学びたい

向かない人

  • 観光メインで授業は軽く受けたい
  • 宿題なしで気軽に学びたい
  • 大人数のクラスで匿名性を保ちたい
  • 独学で十分と考えている

これから受講する方へのアドバイス

私の経験から、これから成功大学の中国語コースを受講する方に伝えたいポイントをまとめます。

① 自分のレベルに合うクラスを選ぶ(無理に上を狙わない)

申込時のレベル選択で迷ったら、少し下のクラスから始めるのが安全です。下から余裕で進める方が、上で苦しむより学習効率も精神面も安定します。

② オンラインのクラス分けテスト結果だけで判断しない

申込時のオンラインクラス分けテストは、リーディング中心の選択問題が多いため、漢字に慣れている日本人は、実際の会話力よりも高めの結果が出ることがあると感じました。テスト結果だけに頼ると、実際の授業(特に発音・会話)でついていけなくなる可能性があります。自分の発音・リスニング力を基準に、テスト結果より少し下のクラスを選ぶくらいがちょうど良い場合もあると思います。

③ 最初の1週間でレベルを見極める

万が一、最初のクラスがレベルに合わないと感じたら、最初の1週間以内に変更申請が可能です。我慢して続けるより、早めに見直す方が結果的に学習効果は高くなります。

④ テキストは初日までに準備

授業はテキスト「當代中文課程 1-1」に沿って進むため、初日までに購入しておくとスムーズです。CLCの売店でも購入できます。

⑤ Moodleの操作に慣れておく

宿題提出・教材ダウンロード・お知らせ確認など、コース運営の中心がMoodleです。最初の数日で操作に慣れておくと、後の学習がスムーズになります。

⑥ 宿題の時間を毎日確保する

宿題は毎日出ます。「今日は疲れたから明日まとめてやろう」では追いつかないボリュームです。授業後に2〜3時間の宿題タイムを確保する前提で、生活リズムを組み立てるのがおすすめです。

まとめ|30代から始めても、5週間で確実に基礎は身につく

2024年夏、5週間の成功大学・中国語コース(A0クラス)を通して、ピンインから簡単な会話まで、中国語の基礎を一通り学べました。

  • 当初A3クラスに入ったが、ついていけずA0クラスに変更(最初の1週間は変更可能)
  • 4人の少人数クラスで、発音・文法・会話をまんべんなく学習
  • 宿題はかなり多く、本気で学びたい人向けのカリキュラム
  • 5週間で基礎単語約300語を習得、修了テストに合格して修了証明書を受け取れた
  • 修了後、追加で学習を続けてTOCFL A1にも合格

「30代から中国語を学んでも遅くないのか」という不安を持つ方もいるかもしれませんが、私の場合、A0という入門レベルのクラスからスタートしても、5週間で確実に成果は出ました。年齢ではなく、毎日宿題をこなす継続力の方が学習成果に直結する印象です。

もし台湾で中国語を本気で学びたいと考えている方がいれば、成功大学のCLCは検討の価値がある選択肢の一つだと思います。

関連記事

参考Agodaでホテルを探す

参考Expediaでホテルを探す

-ノマド