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ELSA Speak Premiumを1年使ってみた感想|年額13,980円で発音矯正アプリに課金する価値はあった?

英語学習を再開する中で、発音もそろそろ見直したいと思うようになり、2024年3月30日にELSA Speak Premiumを年額13,980円で契約しました。それから1年ほど使ってきて、良かった点も微妙だった点もそれなりに見えてきたので、この記事ではその使用感を正直にまとめます。

結論から先に書いておくと、私にとってELSA Speakは「発音を学ぶ教材」ではなく「発音を毎日チェックする練習ツール」でした。発音の理屈は別の教材で学び、ELSA Speakで実際に声に出して確認する。この使い方なら、年額13,980円を払う価値はあったと感じています。

なお、ELSA Speakの料金はキャンペーンや購入経路によって変動します。この記事で出てくる金額は、あくまで私が契約したときの価格としてお読みください。

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ELSA Speak Premiumを契約した理由

きっかけは、TOEICの勉強を再開したことでした。

単語や文法を見直していくうちに、「そもそも自分は英語の音をちゃんと出せているのか」が気になり始めました。発音の勉強自体は『英語耳』やAtsueigo発音マスタークラスでもできるのですが、本や動画講座だと自分の発音が実際にどう聞こえているかは分かりません

人にチェックしてもらうのが一番早いのは分かっているのですが、毎回誰かにお願いするのはハードルが高く、英会話レッスンに通うほどでもない。そこで、AIで発音を採点してくれるアプリとして名前を聞いていたELSA Speak Premiumを試してみることにしました。

「発音を客観的に見てくれる存在を、月1,000円ちょっとで雇う」みたいな感覚で契約した、というのが正直なところです。

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ELSA Speak Premiumでできること

実際にアプリを開くと、発音コーチだけでなく、スピーチアナライザー、AI英会話、リスニングゲーム、進捗管理などがコーチ画面に並んでいます。昔ながらの「発音採点アプリ」というより、最近はAIコーチ型のアプリにかなり寄ってきている印象でした。

私が実際によく使った機能を中心に整理します。

発音をスコア化してくれる

ELSA Speakの中心機能はこれです。表示された単語や文章をマイクに向かって読み上げると、AIが発音を採点してくれます。

  • 単語単位、文章単位でスコアが出る
  • 音の単位(R/L、TH、母音など)で苦手な音が見えやすい
  • どこが弱かったかをハイライトしてくれる

「自分の発音、なんとなく自信ない」というふわっとした不安が、数字とハイライトで具体的に見えるのは、独学にはありがたい仕組みだと感じました。

Interview Coachで英語面接の練習ができる

AI英会話の中でも、特に面白かったのが Interview Coach(面接コーチ)です。職種やシチュエーションを設定すると、英語面接のように質問を投げかけてくれます。

私が試したときはSEO Managerの面接を想定したシナリオで使ってみたところ、汎用的な「Tell me about yourself」ではなく、そのポジションに合わせた質問が出てくるのが地味に良かったです。

「Introductions and motivation questions(自己紹介と志望動機)」を選ぶと、まず3問構成で進めますね、と全体像を提示したうえで、最初の質問が来ます。

ここで私が "I am a digital marketer with five years." と短く答えてみたところ、こんなフィードバックが返ってきました。

Good start. You established your experience level clearly.

Make it better by adding one or two specific SEO achievements from those five years and connecting them to the company's focus.

「経験年数は伝わったけど、具体的なSEOの成果を1〜2個入れて、応募先のフォーカスに結びつけたほうがいい」という、かなり実用的な改善案です。「もっと頑張ろう」みたいな抽象論ではなく、何をどう足せばよくなるかを言ってくる点が良かったです。

その後、別の回答に対しては、こんな指摘もありました。

Watch out for minor slips in terminology.

Also, try to be more confident with your metrics; "increasing traffic by 5%" is a concrete result, so own it.

ここがちょっと感心したところで、

  • 言い間違いの指摘(用語のミスをサラッと拾ってくれる)
  • 数字の扱い方への助言(「5%増」は具体的な実績なんだから、自信を持って言い切れ)

という、話す内容そのものの修正まで踏み込んできます。発音や流暢さだけでなく、英語での受け答えの中身まで見てくれるのは、思っていたよりずっと実用的でした。

英会話レッスンを予約せずに、スマホで思い立ったときに面接練習ができる。これは普通にすごいと感じました。

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リスニングゲームで紛らわしい音を聞き分けられる

発音練習だけでなく、リスニングゲームも用意されています。

たとえば上の画像のように、walkwork のような、日本語話者が混同しやすい単語を聞き分ける問題が出てきます。

発音を改善するには、自分で音を出すだけでなく、音の違いを聞き分ける力も必要です。「自分で出せない音は聞き取りにくい」とよく言われますが、ELSA Speakでは発音とリスニングをセットで鍛えられる作りになっていて、私としてはこの両輪が一番ありがたかった部分でした。

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スピーチアナライザーやIELTS形式の練習もある

長めに英語を話す練習をしたい人向けに、スピーチアナライザーという機能もあります。

メニューは、

  • フリースピーチ:2〜3分でAIに話を聞いてもらってフィードバックを受ける
  • IELTSスピーキングテスト:15分の本格的な試験形式

の2種類です。

IELTSのスピーキングテストは、Part 1(面接の質問・4〜5分)→ Part 2(個別ロングターン・2分)→ Part 3(フォローアップディスカッション・4〜5分)という、本番に近い3部構成です。各パートだけ単独で練習することもできるので、IELTS対策をしている人にはそのまま使えそうです。

私自身は発音チェック中心の使い方でしたが、プレゼン、面接、試験対策まで含めて使いたい人にとっては、ここの機能の価値はもっと大きいはずです。

レッスン数が多く、毎日少しずつ使いやすい

レッスンの数自体が多いので、「今日はこのテーマ」「今日は弱点だけ」みたいな使い分けができます。1回数分で終わるレッスンも多く、スキマ時間に開ける気軽さは、続けるうえで結構効いていました。

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実際に使ってよかったところ

ここからが本題です。1年使った中で、本当に良かったと感じたポイントを4つに絞ります。

自分の発音の弱点が見えるようになった

これが一番大きかったです。

発音学習でつらいのは、自分では言えているつもりの音が、実は通じる音になっていないことに気づきにくい点だと思います。私もずっと「だいたい言えてる気がする」で済ませてきた音がいくつもありました。

ELSA Speakを使い始めて、たとえばR/L、TH、語尾の子音あたりは、自分の感覚と採点結果がしっかりズレていることが分かりました。「自分ではちゃんと言ってるつもりだったけど、毎回低く出る音」が可視化されるだけでも、練習する取っ掛かりになります。

1人で何度も練習できる

発音練習って、人前でやるのが地味に恥ずかしいジャンルだと思っています。

その点、ELSA Speakはスマホに向かって声を出すだけなので、何回失敗しても誰にも見られていません。同じ単語や同じ文章を10回でも20回でも録音できて、スコアが少し上がるまで粘れる。この気軽さは、アプリならではの強みだと感じました。

毎日の英語学習に組み込みやすい

私の場合、机に向かって本格的に発音練習を1時間やる、みたいな気力はありませんでした。そこまで時間を取らなくても、スマホで数分だけ発音をチェックするくらいなら続けられる。

単語帳や文法問題集は座って取り組む必要がありますが、ELSA Speakは寝る前にベッドの上でも、移動中でも開けます。学習を再開したばかりの不安定な時期にも、飽きずに続けやすかったのは助かりました。

発音だけでなくリスニングにも良い影響があった

これは断言できる話ではありませんが、感覚としてはあります。

発音を意識して練習するようになってから、英語を聞くときにも音の違いに少し敏感になった気がします。前述のリスニングゲームで walk / work のような単語を聞き分けるときも、「自分が発音練習でやってきた音の違いがちゃんと聞こえる」感覚があって、そこは地味にうれしい瞬間でした。

よく「自分で出せない音は聞き取りにくい」と言われますが、ELSA Speakで発音を毎日チェックしていると、リスニング側にも少しずつ効いてくる感覚はありました。

微妙だったところ・注意点

ここは正直に書きます。良いところばかりでもありません。

採点が厳しい/納得できないときもある

何度発音してもスコアが上がらない単語があったり、逆に自分では微妙だと思った発音が高く評価されることもありました。

AIの採点なので仕方ない部分はありますが、「全部のスコアを真に受けすぎない」「あくまで一つの目安として使う」くらいのスタンスのほうが、精神的にも続けやすいと思います。スコアに振り回されすぎると、発音そのものより数字を上げるゲームになってしまう。

発音の理屈は別で学んだ方がいい

ELSA Speakにも、音ごとのチュートリアル動画は用意されています。

たとえば日本語話者が苦手な /i//ɪ/ のような母音は、上の画像のように、チュートリアル動画 → 単語ペアでの聞き分け・発音練習という流れで学べます。なので、まったく解説がないわけではありません。

ただ、発音の全体像を体系的に理解するというより、各音を練習しながら確認していく作りです。「なぜその音になるのか」「舌や口をどう動かすのか」を一通り押さえたいなら、書籍や講座の方が向いていると感じました。

私の場合は、発音の考え方はAtsueigo発音マスタークラスや『英語耳』で学んで、実際の練習・確認にELSA Speakを使うという形に落ち着きました。アプリだけで完結させようとすると、なんとなくスコアを上げる作業になりやすい気がします。

続けるには習慣化が必要

当たり前ですが、アプリを入れただけで発音はよくなりません。

毎日少しでも声に出して、録音して、フィードバックを見るところまでやって初めて意味があります。「課金したから続けられる」と思って契約しましたが、結局のところ続くかどうかは自分の習慣次第でした。ここはアプリの問題ではなく、こちら側の話です。

料金はキャンペーンや時期で変わる

これは契約前に知っておいた方がいい点です。

私が契約したときは年額13,980円でしたが、ELSA Speakの料金はキャンペーンや購入経路によってかなり変わります。1か月プラン、1年プラン、永久会員プランなどがあり、割引価格で出ているタイミングもあります。

なので、契約を検討するときはそのときの公式サイトの価格を必ず確認した方がいいです。この記事の金額はあくまで私の契約時点の話、として読んでもらえると助かります。

無料版だけだと使える範囲は限られる

これも触れておきたいポイントです。

無料でも一部のレッスンは試せますが、しっかり使おうとすると、比較的早い段階でアップグレードの案内が出ます。私が使ったときも、スピーチアナライザーや一部の練習では「無料レベルを突破しました」という表示が出ましたし、ホーム画面にも「毎日無料レッスン 0/2」のような無料枠表示がありました。

雰囲気を見るためにまず無料で試すのはありだと思います。ただ、毎日しっかり発音練習やスピーチ分析を使いたいなら、最初から Premium前提で考えた方が、結局は続けやすいと感じました。

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Atsueigo発音マスタークラスとの違い

発音関連でよく比較されるAtsueigo発音マスタークラスとの違いも整理しておきます。

項目 ELSA Speak Atsueigo発音マスタークラス
役割 発音の練習・採点・反復 発音の考え方を学ぶ講座
学習方法 アプリで声を出して練習 動画講座で理論を学ぶ
強み 自分の発音をスコアで確認できる 口の形・音の作り方を理解しやすい
向いている人 毎日少しずつ練習したい人 発音を体系的に学び直したい人

Atsueigoは「発音の考え方を学ぶ講座」、ELSA Speakは「発音を実際に出してチェックする練習ツール」。役割がはっきり違うので、どちらか一方というより、組み合わせて使う方が自然だと感じました。

私の場合は、Atsueigoで音の作り方を理解 → ELSA Speakで実際の発音を毎日確認、という流れが一番しっくり来ました。Atsueigo発音マスタークラスについては、別記事で詳しく書く予定です。

英語耳・英語のハノンとの組み合わせ

ついでに、他の教材との相性も簡単に触れておきます。

英語耳との組み合わせ

『英語耳』は、英語の音の基礎を理解するための教材として今でも使いやすい本だと感じています。ただ本だけだと、結局自分の発音が合っているかは分からないので、英語耳で音の知識をインプットして、ELSA Speakで実際に発音をチェックする、という流れにすると相性が良いです。

英語のハノンとの組み合わせ

『英語のハノン 初級』は、英文を声に出して反復するトレーニング教材なので、発音練習とも相性が良いです。ハノンで英文を声に出す習慣を作り、ELSA Speakで弱点の音を見つけて潰す、という使い分けができます。

英語耳・ハノンについても、別記事でまとめる予定です。

ELSA Speak Premiumは年額13,980円の価値があったか

ここが一番気になるところだと思うので、率直に書きます。

私個人としては、年額13,980円の価値はありました

ただし、誰にでもおすすめできる、という話ではありません。条件付きです。

価値がある人

  • 発音を独学で改善したい人
  • 自分の発音を客観的にチェックしたい人
  • 英会話教室に通うほどではないが、声に出す練習はしたい人
  • Atsueigoや英語耳で学んだ発音を、実際に出して確認したい人
  • 毎日少しずつアプリで練習できる人
  • 自分の仕事や進路に近い設定で英会話・面接の練習をしたい人(Interview Coachが特に活きる)

微妙かもしれない人

  • アプリを開く習慣がない人
  • 発音の理屈をゼロから丁寧に教えてほしい人
  • AIの採点に一喜一憂しすぎてしまう人
  • 無料アプリだけで済ませたい人
  • 人間の先生に直接直してもらいたい人

正直、アプリを開かない人は何を契約しても続かないので、まずは無料で試してから判断しても遅くないと思います。

まとめ

ELSA Speak Premiumは、英語の発音を独学で改善したい人にとって、かなり便利なアプリでした。

  • 自分の発音をスコアで客観的に確認できる
  • Interview Coachで、自分の仕事や進路に近い設定で英語面接の練習ができる
  • リスニングゲームで、紛らわしい音の聞き分けも同じアプリで鍛えられる
  • 1人で何度でも気軽に練習できる
  • 毎日の学習に少しずつ組み込みやすい

一方で、

  • AIの採点を絶対視しない方がいい
  • 発音の理屈を体系的に学ぶには、書籍や講座との併用が必要
  • 続けるかどうかは結局自分の習慣次第
  • 料金はキャンペーンで変動するので、契約前に確認した方がいい
  • 無料版だけだとすぐに使える範囲の上限が来る

このあたりは正直なところとして書いておきたいです。

私にとってELSA Speakは、「発音を学ぶ教材」というより「発音を毎日チェックする練習ツール」でした。発音の考え方はAtsueigo発音マスタークラスや『英語耳』で学び、ELSA Speakで実際に出して確認する。この使い方なら、年額13,980円を払う価値はあったと感じています。

英語学習を再開する中で、発音まで手が回っていなかった人には、選択肢としてアリだと思います。

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