皆さん、貿易実務検定の勉強してますか?
私はしてます。C級は受かったので、来月2度目B級にチャレンジする予定です。
今回の記事では、C級、B級を受ける前に本当に迷った、「教科書の選定」について書き綴りたいと思います。
貿易実務検定を受験する前、どうやって勉強するか、どの教科書を買うか迷いました。一度は講座を受けたり、通信で勉強したりしようかなと思ったのですが、値段がべらぼうに高いんですよね。笑 なので、教科書を購入し、独学で受けることを決めました。
そう決めたはいいんですが、貿易実務検定に関する情報がTOEICや簿記と比べると圧倒的に少ないんですよね。
教科書をいざ買うにしてもどれにするのか、そして、買ったはいいが過去問は必要なのか?と本当に迷いました。そのため、今回はいろんなパターンを組み合わせて独断と偏見で評価していきたいと思います。
とりあえず、C級は合格したので教科書の選定は間違ってなかったということで少しでも皆さんのお役に立てる実体験と感想を発信できたらと思います。
それでは、ご覧ください。
貿易実務検定C級合格のためのおすすめテキスト、問題集、過去問
1. オフィシャルテキスト(ベーシックマニュアル)+過去問 (価格:4,300円+過去問の値段)
まずは、オフィシャルテキスト(ベーシックマニュアル)+過去問のパターンです。
*上記テキストと過去問は下記のリンクから購入することができます。
・テキスト・問題集 販売(普通為替・現金書留での申込)|日本貿易実務検定協会
★が多いほど高い、少ないほど低い 五つ星中
評価: コメント:
合格率★★★★★ もちろん本人の努力は必要ですが必ず合格できると思います
難易度★★★☆☆ 硬い文章が多いので慣れるまで時間がかかる
金額★★★★★ 他の教材より高くつくので星は5つ
推薦度★★★★★ 合格するために一番堅実な方法だと思います
お金をかけて最速最短で合格したい人向けです。わたしはこれらを使って試験に臨みました。最大のメリットは、出題範囲全てを網羅しているところです。
逆に、デメリットは、金額が高くつくことだと思います。
オフィシャルテキストが4,300円、過去問が一冊1,140〜1,340円もしくは、貿易実務検定®C級試験問題集〈第6版〉が5,860円です。
一方、アマゾンなどで買える市販の教科書が約1,500円程度だと考えるとおおよそ3,000円以上は差額が出ることになります。
本人の努力次第ではありますが必ず合格すると思います。私は1ヶ月半で100から130時間程度勉強して受かりました。
2. オフィシャルテキスト+サクッとわかる貿易実務問題集 (値段:4,300円+1,700円)
次は、オフィシャルテキストとAmazonで購入した問題集のパターンです。
評価: コメント:
合格率★★★☆☆ 実際の問題と出題表現が違うため星3つ
難易度★★★★☆ 実務経験がないと英語の問題で苦労することになる
金額★★★★☆ この問題集は安いですがテキストが5860円のため
推薦度★★★☆☆ ボリュームが多く、貿易英語を網羅できない点がマイナス
実務経験がある方にオススメです。実際、アマゾンのカスタマーレビュー欄にもありますが、この問題集には貿易英語の問題は一切掲載されていません。
なので、過去問を買わず、この問題集を購入する場合、オフィシャルテキストの後編にある「貿易実務英語の基礎知識」と単語集みたいなものを参考にする必要があります。
問題集の設問は、実際の設問と違う場合があるため、ただ暗記するのではなく全体の流れを頭に浮かべながら覚えることが重要になってくると思います。
私は、過去問を買わずにこの問題集を最初使っていたのですが、ボリュームがありすぎて挫折しました。笑 というのも「10日間でわかる問題集」を売りにしていますが、369ページもあるので見直しの時間を含めたら10日間じゃどう考えても終わりません。笑
そのため、オススメ度は星3つにしています。
3. 過去問+インターネットでの情報収集 (値段:1,140円〜)
・テキスト・問題集 販売(普通為替・現金書留での申込)|日本貿易実務検定協会
※過去問は上記サイトで購入することができます。
★が多いほど高い、少ないほど低い 五つ星中
評価: コメント:
合格率★★☆☆☆ テキストなしの過去問のみですが不可能ではないです
難易度★★★★☆ ネットでの情報収集に時間がかかるのが難点
金額★★★☆☆ そこまで費用はかからないため
推薦度★☆☆☆☆ 今後のことを考えるとお勧めはしません
試験合格のみを目指す方ならこの方法でも問題はないと思います。しかし、貿易業界に務める予定の方ならば、一番目の組み合わせがいいかと思います。
「貿易実務検定C級、B級まとめ」の記事でも言及していますが、貿易実務検定の多くの問題が過去問から出題されます。
そのため、過去問をやり込んで暗記することができればそれだけで合格することができてしまうでしょう。ただ、やはり今後の進路や就職のことを考えると基礎であるC級を深く理解することは必要不可欠だと私は考えるため、あまりお勧めはしません。
また、わからないところを自ら調べる必要があるため、テキストを使うよりも時間がかかるところが難点だと思います。それらのデメリットを気にしない方ならば、この方法で試験を受験してもいいかもしれません。
4.図解 貿易実務ハンドブック ベーシック版 第6版 「貿易実務検定(R)」C級オフィシャルテキスト (値段:3,600円)
★が多いほど高い、少ないほど低い 五つ星中
評価: コメント:
合格率★★★☆☆ テキストのみですが理解すれば合格可能
難易度★★★☆☆ 過去問がない分、出題形式に戸惑う可能性あり
金額★★☆☆☆ 他の教材より安く済むので星は2つ
推薦度★★☆☆☆ 2012年出版と古いのが難点
4番目は、上記のテキストのみになります。アマゾンのレビューではかなりの高評価を得ている教科書になります。
私も書店でペラペラと見ただけですが、オフィシャルテキストとそう大差なかったです。なので、テキスト代を押させたい方はこちらを購入されてもいいかと思います。
ただ、少し古い教科書になるので既に法律が変更されたものがそのまま記載されていたりします。その点はマイナスポイントかと思います。
貿易実務検定B級合格のためのおすすめテキスト、問題集、過去問
ここからは、B級のおすすめのテキスト、問題集、過去問を紹介していきます。
おそらく、上記をご覧になられた方は、すでにどの組み合わせで合格を目指せばいいのか理解していると思います。
それは、B級も同じなのでここでは、おすすめのテキスト、問題集、過去問のみを紹介、書評をしていきます。
貿易実務アドバンストマニュアル(テキスト) 価格:4,000円
B級、A級を対象としたマウンハーフジャパンが販売しているオフィシャルテキストです。価格は、4,000円になります。
B級はこのテキストと過去問を購入して受験しました。
その時の結果については、「【資格】貿易実務検定B級を受けてきました!」をご覧ください。
私がおすすめしたい勉強方法は、過去問をとにかく問いて、わからないところを上記のアドバンストマニュアルで問いていくことです。購入したんですが、正直あんまり使用することがなかったです。
というのも、B級の問題は論点を細かくついてくる問題が多いんですが、その細かい部分はC級のベーシックマニュアルに載っていることが多々ありました。
そのため、購入しなくても過去問をやりこむことでC級同様、合格することができると確信しています。
貿易実務検定B級試験問題集(価格:5,960円)
貿易実務検定B級の過去問を5回分まとめたのがこの問題集になります。
先に断言しておきますが、これは必須です。
論点が細かい分、覚えることも多くなっているB級ですが、頻出の貿易書類があったり、頻出の貿易実務問題があったりします。そうした問題を取りこぼすことがなければ、過去問だけでも合格は狙えると思います。
貿易実務ハンドブックアドバンスト版 (価格:3,888円)
アマゾンで高評価だった日本貿易実務検定協会が出版しているテキストになります。
アマゾンでは、以下のようなコメントがされていました。抜粋します。
必要と思われる情報が十分な説明と伏せて掲載されており、今後も辞書的に活用できる。
協会が作成している教科書なので、太字をそのまま試験に出題されることが多い。
私は実際に使用していないんですが、レビューでは高評価なので購入を検討してもいいかもしれませんね。
おそらく、上記で紹介した4,000円のアドバンストマニュアルとそう大差ないのかと思います。
まとめ
いろいろと言ってきましたが、過去問を買ってやり込めばなんとかなるのが貿易実務検定C級B級だと思います。
テキストはあくまで辞書としての用途だと考え、利用することをおすすめします。